
純愛映画が豊富な韓国でリメイクされ、セカチューからボクチューへとなったことで、どんな世界を展開してくれるのか楽しみにしていた『
僕の、世界の中心は、君だ。』。
韓国版『世界の中心で、愛をさけぶ。』の『僕の、世界の中心は、君だ。』は、韓国で不人気?だったのか早々に打ち切りになったという情報や、長澤まさみちゃんが熱演したセカチューの印象が強く残っているので、どうしてもハードルが高くなってしまいます。
できれば、まっさらな状態で観られるとよかったんですけど、リメイクだから仕方がないですね。

主演は『猟奇的な彼女』の彼氏役チャ・テヒョンと、どっぷり悲惨な韓国ドラマ『秋の童話』のソン・ヘギョのふたり。
チャ・テヒョンには猟奇的な彼女の彼氏のイメージが付いてまわるので、さらにハードルが高くなってしまいますねぇ。
ただ、このお二人、冬のソナタで高校生役を演じたヨンさまとチェ・ジウのような、それはちょっとキツイだろ的な、見た目の年齢的無理さが無いので、二人の演じる高校生の生活に見る側は自然と入っていけましたよん。
さて、『僕の、世界の中心は、君だ。』はセカチューで例えると、二人が出会う高校生の時代、初恋に焦点を合わせた約1時間半の物語。(セカチューって3時間ぐらいあったよね?)

チャ・テヒョンのおかっぱ頭とソン・ヘギョのストレートヘア、二人の夏服の制服、はまってます。
爽やかです。
チャ・テヒョンもソン・ヘギョのためならパシリをしてでもコロッケを買ってくるはずですがな。
(イ・ビョンホンも買ってあげたんだろうか、コロッケ。)
「僕の、世界の中心は、君だぁぁぁ。」って叫びたくなりますがな。
(やっぱり、イ・ビョンホンも「俺の、世界の中心はっ」って叫んだのだろうか。)
が、しかし、爽やか過ぎて、嫌味も無く、10代の頃のみずみずしい初恋の記憶が美しく切り取られすぎてるようで、うーむ。。。なんというかセカチューダイジェスト版って感じの仕上がりでして。
連続ドラマにして18話ぐらい、二人の主演で観たかったかな、なんてね。

物語としては、わりと好きなんですよ。
顔もかわいくて、頭も良くて、明るい、学校No.1のアイドルみたいな人気者の子に惚れられりゃ、そりゃ楽しかろうよ高校生活って思うしね、それがまた台風みたいにやって来て、過ぎ去っていけばなおのこと、消えない心の傷だとしても消したくない記憶になりうるだろうし、そんな経験、一生のうちに一度はしてみたいような気もするし。
美しい思い出は、美しい登場人物で記憶にとどめたいから、ソン・ヘギョを起用したのは最高です。
かなりすっぴんっぽかったけど、それでもいけてましたから高校生役が。
チャ・テヒョンの高校生も、純粋な気持ちを持っているファニーガイでクラスメイトだったら友達になってるだろうって気にさせてくれたし。

ただねぇ、坊主頭になってほしかったのよねぇ、ヘギョちゃんに。
爽やか過ぎて淡々と1時間半が過ぎたので、印象的な、核と成るものが見つからなかったのだすよ。
あれで、長澤まさみちゃんみたいに坊主にでもなってくれれば、人生の儚さ、喜びも悲しみも全てを凝縮できた気がするんだけど。
もしくは、『私の頭の中の消しゴム』の主演二人のように、ちょっとくさいぐらいの演技で攻めてくれるとか、インパクトが欲しかったっす。
高校生活や初恋の、青春の楽しさはよーく伝わってきたんだけど、その楽しさが悲しみや苦しみに移って行く時に、主人公がどういう葛藤を経て心の成長を遂げたのかがわかりづらくてねぇ。
辛いんだろうってことは一目瞭然なんだけど、心のひだひだがさ、どれだけひだひだひだ〜って揺れたのか描いて欲しかったよね。
演技力もある二人なのにもったいないでしょ。
欲深いのかな私が。煩悩の塊かな。
冷静に振り返れば、『僕の、世界の中心は、君だ。』も、また、もう一つのラブストーリーとして観れば、青春の1ページを悲しいけれど爽やかに切り取った、泣けるいい映画かもしれませんね。

←エンディングで流れる、瞳を閉じてbyチャ・テヒョンが、ファルセットで歌う平井堅バージョンとは異なり、ちょっとだけハスキーな声で切々と歌うあたりが、「心が苦しいよぉ、切ないよぉ。」って言ってるみたいで涙をそそられたのよ、また今日はえらく長いこと書きやがったな…という方、1クリック! で応援よろしくお願い致します♪